音が良いのはCD? それとも iPod?


 


iPodといえば今では定番になりました。。。簡単に曲をダウンロードしたりCDからも取り込めたり、さらにはアプリなんかも豊富でiPodを巧みに利用している人も多いと思います。カーユーザーではiPodをCDチェンジャー代わりに使用している人が多いでしょう。では、iPodの音質ってどうなの?

そこでiPodの音質をCDと比べてみました。iPodにはCDから曲を取り込む時に数種類の形式が選択できます。一般的には小さいサイズながら音質が良いといわれているAACと、CDの音源をそのままのサイズで取り込むWAVがあります。あと何種類かありますが詳しくはこちら

宇多田ヒカルのAutomaticをCDからiPodにAACとWAVで取り込みます。この曲は音の違いを聴くのに分かりやすいです。

再生機器はDENONのDCT-R1の外部入力端子にiPodを接続し(コードはベルデン88760 ステレオミニプラグ→RCA)ラックスマン MC-4000のアンプをつなぎ、スピーカーはソニックデザイン カジュアルラインシリーズです。

 

ここで注意していただきたいのは、今回の聴き比べでは、iPodはアナログ音声出力となる事です。ただし、DockコネクターからUSB接続又は、DockコネクターからのRCA変換ケーブルなど・・が出来る機器でも、必ずデジタル出力になるとは限りません。

 

まずWAVから聴きました。。。CDとほぼ変わりなく・・?と言うか、同じように聞こえます。ただ、ヘッドホン端子からの出力なので、CD再生の時より音量を上げないと同じように聴くことが出来ません。初めからWAVを聴くには何ら違和感なく聴くことができますが、先入観なのか少し違いが気になります。

次にAACを聴きました。。。AACが奏でるAutomaticはパンチがなく音の厚みや余韻など大切な何かを全て消し去って必要最小限の音しか鳴っていない・・という感じでした。曲が鳴り始めた瞬間に違いが分かるほどAACは軽い音を奏でていました。

iPodからDCT-R1の外部入力を経て鳴る音と、DCT-R1から直接CDを鳴らすのとを同格にするのは、間にある外部入力の回路を経由する分、iPodの方が不利な気がします。なのでiPodのWAVとCDでは、とりあえずは互角といったところでしょうか

実際、CDとWAVをよく聴き比べると違いがあります。根本的な音質の違いではなく、ヴォーカルの息遣いや雰囲気など細かい点の違いがあり、DENONのDCT-R1で聴くCDの音とiPodのWAVでは、CDの方が臨場感では確実に軍配が上がります。再生機器の再生能力が大きな違いとなるかもしれません。

iPodとCDでは、どっちが音がイイの???とネットで検索される方が大勢いらっしゃいますが、使い方によっては、どちらにも軍配があがります。CDでも、パソコンなどでコピーしたCD-RやMP3などでは、音質が低下します。

iPodではWAVでの取り込みを原則とし、CDプレーヤーの外部入力を使用しないで直接アンプからiPodを鳴らすのが、iPodでは一番良い音になります。(下記参照)CDプレーヤーの外部入力を使用してiPodを鳴らす場合は、CDプレーヤーの外部入力機能や、iPodを接続するケーブルによって音質に差がでます。

音質を最重視されるならWAV(無圧縮)での取り込みが一番

ですが、nanoでは容量的に曲数がいくらも入りません。聞ければこだわらないと言う人にはやはりサイズ的には圧縮になってしまいますね。

iPodを持ち歩き音楽を聴く場合は、ヘッドホンを出来るだけ良い物にすると、AACでもそれだけでいい音として聴くことが出来ます。iPodを外部入力などでつなぐ場合はコードによっても音質にかなりの差がでます。

ちにみに、CD-Rの音質はCDとは明らかに違いがありました。パソコンのDVDやCDドライブの性能が向上しているのでドライブでの違いは大差ないと思いますが、現在では音質の差はCD-Rや書き込み方法(速度など)の方にあるのかもしれません

 

オーディオ取り付けに関して

 

 

 

iPod もう一つの聴き比べ
 

 

同じ曲を、1つはヘッドユニットのCDから
1つは、無圧縮で取り込んだiPodでの聴き比べです。


店舗の視聴コーナーで、「アゼスト DRZ9255」 × 「PHASS HP100」 と
アゼストのユニットは通さずに直接iPodを 「PHASS HP100」 のアンプに繋げて・・・の聞き比べを行いました。

スピーカーはいずれも、PHASS フェライト16センチのフルレンジです。

アゼストDRZ9255では、周波数などの音質調整は一切行わず、ダイレクト再生をしています。


iPodはアゼストのユニットの外部入力を通していないので、ユニットの影響がありません。
iPodを直接アンプに繋げて再生させました。イコライザー機能はOFFにしています。イヤフォンジャックからのアナログ出力となります。
iPodは無圧縮のWAVとなります。

ケーブルは、どちらもBELDEN8412を使用しています。


比べた感想ですが、iPodでは中音域がよりハッキリと聴こえるような感じでした。輪郭がハッキリし、全体的に締った音でした。

アゼスト DRZ9255では、iPodに比べると輪郭が甘く、若干ですがぼやけた感じがしますが、細かい音、音の余韻、息遣いなどはDRZ9255の方が繊細に聴こえます。ユニット内部の音響パーツが大きく関わっているように感じます。

どちらが良いかと言えば、どちらも甲乙付けがたいレベルです。ハッキリとした音質が好みの場合はiPod、温かみのある音質やアナログ的な音質が好みの場合はCDユニットです。

音質的には、CDとiPodで大きな差はありませんでした。聴いてすぐに分かるレベルではなく、何度も切り替えて視聴すると、上記のような違いが分かります。
数人の方にも試聴していただきましたが、iPodが好みという方もいらっしゃれば、ユニットの方(CD再生)が好みという方もいらっしゃいます。