中古車の状態を良く知る


 

最近のニュースです。。。(2016年)

「メーター戻し」巧妙化 中古車詐欺、再燃の兆し

中古車の走行距離を示すメーターを特殊な機器を使って巻き戻し、販売する新たな詐欺商法の手口が岐阜県内で出始めたようです。

車検証に直近2回の車検時の走行距離が記載される仕組みを悪用し、短期間に2度車検を受けて実際の距離が分からないようにしていた。

この短期間で2度車検を受けるというのに意味があります。

 


 

〜例〜

元の走向距離 18万キロ の中古車(車検切れ)を業者が購入。

中古のメーターや、専用機器などを利用してメーターを任意の距離に。(5万キロの中古メーターに付け替え、又は、機器で5万キロに設定)

11月1日に車検を受ける・・・すると、車検を受けた直後の車検証には、旧走行距離の18万キロと、現走行距離の5万キロの両方が記載されます。

このままで販売してしまうと、走行距離の記載ですぐに分かってしまいます。

そこで、11月2日に一時抹消の手続きを行います。

そして、11月5日に新たに車検を受けます。

そうすることで、車検証には旧走行距離5万キロ、現走向距離5万キロとなり、車検証での距離の違いが無くなってしまいます。車検2回分の走行距離の記載というのを悪用しています。

これで、車検証でのぱっと見での虚偽は見抜けません。。。


 


 

国土交通省は「同じ車で何度も車検にくる人は警察に連絡する」と警戒を強めるが、「車検の申請があれば拒否はできない」(関係者)ため根絶できない状況。。。と


県警は、二つのグループを相次いで摘発、詐欺容疑などで瑞穂市の中古車販売店経営の男ら7人を逮捕。軽乗用車を中心に計170台を売りさばいたとされ、各務原市の男性などが被害に遭っています。


犯行グループは自動車修理業者に走行距離を実際の約21万キロから約3万8千キロに改ざんさせるなどして、1日のうちに車検を2度受け、ネットオークションを通じて販売していた。15万円以下で仕入れた車を30万円前後で売っていた。


車検の有効期限は乗用車、軽乗用車ともに2回目以降は2年。軽自動車検査協会は「短期に2回も車検を受けるのは一般的に考えておかしいが、申請に必要な書類がそろっていれば、拒否できない」と説明する。


「二重車検」(検察)で、実際の走行距離が隠され、車検証に嘘の走行距離が記載されれば、車の購入者が詐欺だと気付くのは不可能に近い。被害者は「改ざんされているとは夢にも思わなかった。本当に悔しい」「廃車寸前の車をつかまされた。怒りがこみ上げる」と憤慨する。


中古車のメーターを巻き戻して販売する詐欺商法は古くからあったが、メーターがアナログからデジタルに変わって被害は減少傾向にあった。だが、デジタルメーターでも改ざんできる特殊な機器が出回り、新たな手口が昨年ごろから大阪や岐阜などで見られるようになった。機器はネットでも入手が可能。


国交省は当面の対策として、同じ車で車検を繰り返す人がいれば警察にすぐに連絡するよう同協会と全国の運輸支局に求めている。

 


少数ではありますが、上記のように悪質な販売業者が存在するのは事実です。

一般の人には、なかなか状態を見極めるのは難しいですが、大幅なメーター改ざんでは、車両から何らかのサインはあるはずです。

すでに購入した中古車に不信感がある場合、日本自動車検定協会 の、走向メーター管理システムを利用してみましょう。

上記の記事のような、走行距離の虚偽を見抜くことが出来ます。ただ、全ての車が走向メーター管理システムの対象となっているわけではありません。詳細は上記リンクをご覧ください。

これから中古車を探す・・という場合には、本当に信頼できると思う業者さんを見つける事から始めましょう。

 


 

何だかんだいっても、中古車を購入される時、一番気になるのは値段です!

ですが、その値段にばかり気をとられて、車両の状態を良く確認していますか?

一見キレイな車両ですが、中身(エンジンなど)はボロボロ・・・外装は塗装の塗り直し、エンジンルーム内や室内は清掃で見た目はいくらでもキレイになります。

無事故車の表示を100%信用してはいけません。

無事故車と表示しながら、実際はタダ同然で仕入れた事故車をキレイに直して高額で販売している業者も実在します。

ただし、事故車でも走行や安全に問題のない程度の車両ならば、逆にお買い得な車両もあります。正直に事故車と表示のある車両の場合は、どのような事故の程度なのか、親切な業者さんなら教えてくれます。ただし、それを信じるかどうかは、ご自身の判断になります。。。

実際には、事故車と正直に表示のある車両は、誰が見ても一目瞭然で分るので、隠しようがない・・・という場合が多いです。

同じ車業界に携わっていながら、こんな事を言うのはイヤですが、中古車屋さんは100%信用してはいけません。本当に良心的な中古車屋さんは全体の半分程度です。この半分は、かなり多めに見積もっています。

事故車の定義がハッキリとしていませんが、オートオークションなどでは、事故によって車体のフレームに歪みが生じているものは、たとえ修正していても事故車扱いになります。ただ、オートオークション会場によっても、事故車と無事故車の境目の基準がバラバラなので、私たち業者自信も注意が必要です。

単に、壁やガードレールなどにぶつけて、傷が付いたのでバンパーを交換・修理したといった程度では事故車ではありません。

事故車扱いになると、当然ですが価格が下がります。フレームに歪みが生じると、修正機で修正しますが、一度修正すると、強度が下がります。直ちに走行に問題が出るわけではありませんが、事故の程度によっては、次にもう一度大きな事故をした場合に、無事故車よりは事故の状態が酷くなる確率が上がります。

中古車を購入する時に、外装や内装の状態も当然大事な項目ですが、長く乗るつもりならば車両内部の状態を良く知るべきです。

ご自身で見ても分らない場合は、詳しい友人と同行してもらい、必ず車体の状態をチェックしましょう。

見れる限りでフレームに歪みの修整跡がないか、しばらくエンジンを掛けてバタツキや異音・異臭がないか、オイルキャップを開けてみて、エンジン内部を確認するなど・・・出来たら敷地内だけでも走行させてもらいましょう。

そういった要望に、嫌がるお店は、初めからメボシイ中古車があってもそこでの購入は諦めるべきです。何も知らない一般消費者は、本当に価格不相応な中古車を手にしています。

車にかなり詳しいフリをする・・と言うのも1つの手段です。車に詳しいと分かると、業者側もいい加減な事を言えなくなり、変に警戒されたりします。このような態度をとる業者は、展示の中古車に不都合な点が多い証拠です。

逆に、お客様が車に詳しいと分かると車両の状態を詳細に説明してくれる場合は、その車両に不都合な点もなく、状態に虚偽も無いと言う証拠になります。

インターネットでも中古車の見極め方・・・のようなブログやHPが沢山ありますので、中古車の購入をご検討の際には、是非そういった情報を活用しましょう。

そうは言っても、やはり中古車です。新車のようにはいきませんので、ある程度の妥協は必要となります。

しかし、何も知らずに価格不相応の中古車を購入するのと、納得した上で少し程度は悪いが価格相応の中古車を購入するのとでは、大きな違いがあります。

中古車屋のモラルや意識の改善があれば、一般の消費者が泣き寝入りする事も無くなりますが、実際問題として不可能だと思います。

そうなると、やはり購入者自身がお店を・中古車を見極める目が必要です。良心的なお店を見つける事が出来れば、中古車選びも親身になって考えてくれます。お店の信用にも関わりますので、妙な車は販売しません。


 


 

中古車に掛かる諸費用って?

 


良い中古車を見つけて、いざ見積もりとなった際に車両本体価格の他に、様々な費用が加算されて総合計金額は、当然ながら上がります。

諸費用で不当な金額を請求されていても気が付かず、後で悔しい思いをする場合がありますので、中古車購入の際には、諸費用の項目はシッカリとチェックしましょう。


諸費用についての詳細

車両本体価格の他に、諸費用として購入者様が絶対に支払わなくてはいけない費用と、業者の手数料に分かれます

購入者様が絶対に支払わなくてはいけない費用は???

軽自動車 車両本体価格30万円の場合(税込み) 

☆車検無しの車両を購入の場合

1.リサイクル料金 8,190円(車種によって異なります)

2.重量税 6,600円

3.自賠責保険 21,970円(2014年ぐらいからは値上がりしています)

4.陸運局印紙代 約3,000円~5,000円

 (上記4つの費用には、消費税は掛かりません)まとめて消費税の記載がある見積もりでは、よく確認しましょう。

購入者様が必ず支払わなければならない金額の合計は341,760円となります。

上記の金額で陸運局印紙代はおおよその額となりますので、実際には多少ですが金額が異なります。


上記1~4の金額より他の金額が業者の利益となります。お店を構えている分、当然利益は必要です。毎日の経費や仕入れなど・・・経営は簡単なものではありません。しかし、利益を頂く権利はあるものの、やはり適度な金額を請求するべきです。


業者の利益となる諸費用

・中古車の代金

・納車(車検)点検費用

・車検費用(車検代行費用)

・新規又は名義変更 登録申請代行費用

業者の利益となる諸費用は、実際には上記項目で十分かと思います。

これ以外に、多彩な項目をうたって諸費用を加算している場合は、内容と金額をよく確かめて下さい。変だと思った場合は絶対に購入しないことです!諸費用の理由を聞いても、適当に誤魔化されるばかりで無駄となります。諸費用に妙な金額や項目が多い場合は、その分信用出来ません。変に食って掛かるよりかは、別のお店を探した方が賢明です。

車庫証明が必要な場合、時間の取れる方は出来る限りご自身で行いましょう。本人でなくとも書類さえあれば、約3,000円で申請できます。記載や申請は簡単です。愛知県では新車・新規の車両に限ってですが電子申請も可能です。また、郵送受付が可能な県もあります。

 

通常の場合、申請時と受取時の2回、警察署に足を運ばなくてはなりませんが、それを代行で依頼すると、申請場所によってかなりの差がありますが、近くでも3万円以上取られたりもします。

☆☆諸費用の平均価格

・納車点検費用 30,000~50,000円

・車検費用(車検代行費用) 15,000~30,000円

・新規又は名義変更 登録申請費用  15,000~30,000円

諸費用を含めた総合計金額401,760円~451,760円

上記金額内なら、安心な価格と思います。この価格で購入するには、まず同じ金額でも状態の良い車両を見つけてこそ価値があります!!同じ30万円でも状態の悪い車両を選ぶと価値的には車両価格が実際には15万円程度の物だったと言うことになりかねません!!

その他、購入者様のご依頼によって加算される費用

・車庫証明代行費用

・必要書類取得代行費用(住民票や印鑑証明など)

・ルームクリーニング ???

・外装コーティング費用

車庫証明や住民票の代行手数料は割高なので、出来るだけご自身で取得しましょう。


通常はキレイにクリーニングして販売するのが当たり前だと思いますが・・さらに完璧にクリーニングを希望されるお客様には、別途クリーニングを請求するのでしょうか?

その他にも、理解の出来ない諸費用が沢山あります。間違えてましたでは済まない悪意のある諸費用を、黙って支払うことのないように、中古車を購入される方は、神経質なくらいでも良いです、本当に諸費用の明細をよく確認して下さい




車検の残り期間がある場合は、諸費用での車検費用(車検代行費用)は必要ありません

購入者様が必ず支払わなければいけない、重量税と車検時に掛かる1,400円の印紙代金も不要となります

ただし、店舗によっては重量税は月割りで購入者様に負担していただく場合もありますので、支払い義務が無いわけではありません。

「検2年付き」と表示のある車両は、購入が決まってから新たに車検を受ける場合が多く、結局は車検無しの車両を購入するのと同じです車検の残りがある車両の購入とは違いますので、購入者様に車検費用を請求されます。この、「検2年付き」の表示って紛らわしいですよね。。。

外車を購入の際の注意として、陸運局関連の印紙代などは、重量によってかわりますが、外車だからといって金額が上がることはありません。陸運局での車検も同じです。




 

取得税について

乗用車では初年度登録から5年以内の中古車を購入、登録する場合に自動車取得税が必要となります。

中古車の取得税は自動車の取得価格が50万円以下の場合には課税されません。この取得価格は購入価格とはまた違います。残価率といって、新車登録からの経過年数によって決められています。

簡単に説明すると、自家用自動車の場合は取得価格の5%、 軽自動車は取得価格の3%です。軽自動車の場合、4年以上経過した車の取得税は掛かりません

古い車では、当然取得税は掛かりません。

取得税の対象外の車両に取得税として金額が加算されている場合もありますので注意して下さい。



消費税について

最近では商品の税込み価格表示が一般的ですが、中古車の金額は税抜き表示が多いです。中古車でなくても、高額商品の価格には税抜き表示が多いような気がします。

車両本体価格が税抜き表示の場合、消費税が掛かります。業者の諸費用などにも消費税が掛かる場合が多いですが、税金関連・陸運局の印紙代・車庫証明の印紙代などは非課税です

全ての金額からまとめて消費税を徴収している業者が多いので、見積もりをよく確認しましょう。消費税も高額になるとばかになりません。

消費税が8%になってからは、税抜き表示は多くなっています。



車両本体価格について

中古車をお探しの場合、まず欲しい車のある程度の相場を調べます。

そこから、年式や走行距離、車両の状態などに応じて相場より上か下か、上ならその理由は何か、価格相応かを判断します。

なかなか、簡単なようで難しいですが、ある程度の相場を知っているだけでも、欲しい車が価格相応か否かの判断が出来ます。

 


 

諸費用に関しての取り決めは一切ありません。お店によって様々です。。。正しい諸費用項目たるものも存在しませんので、実際には諸費用の金額は各業者次第です。

支払いを済ませてしまうと、実際には諸費用の詳細をよく把握出来ていなくても、お客様側は見積もりの内容を理解し、了承した事になってしまいます

トラブルとなるのは、支払いを済ませた後に諸費用などの金額に疑問を持つためです。初めから疑問があれば、購入を見合わせるなどの対処が可能です。

中古車を購入される際に、目安にするのは、車両本体価格(税込み)の他に、

諸費用の合計は結局いくらなのか?という事です。

上記にも記載がありますが、軽自動車の場合、諸費用の合計が20万円を超える場合は警戒しましょう。

この諸費用は、お客様側が必ず支払わなければいけない重量税や自賠責などが含まれています。

普通車の場合、重量税や自賠責の金額が少しあがります(非課税です)普通車の点検費用が若干高くなるのは何とか納得できますが、普通車だからといって、その他の費用が極端に上がることはありません。

普通車でも、諸費用が25万円を超えてくると、やはり警戒すべきです。全てに当てはまるとは限りませんが、何も知らない一般のお客様がカモにされているのは事実です。

意味の分らない諸費用や、重複している諸費用などが記載されていても、最初はなかなか発見できません。

お店から見積もりを頂いた段階で、購入を即答せずに、一旦持ち帰って、家族や友達などに見てもらって下さい。手付け金などを必要にせまる場合も、返金可能とはいえ用心した方がいいです。よほどレアな車両を除いて、中古車はその1台だけではありません。「お買い得」や「めったに出ない上物」など購入意欲をそそられるような言葉に決して耳をかたむけないようにして下さい。

第三者が見積もりを見る事で、自分では気がつかない不明な項目や金額を発見できます。陸運局関連の金額の多少の間違いは、それほど気にする必要はありません。車種によって、キッチリと金額が決まっていますので間違いがあれば訂正を申し出て当然のことです。その他の諸費用の金額があまりにも不自然な場合は、単に間違いというより悪意の場合が大きいので、追求せずに、そこでの購入は見合わせましょう。。。

以上の、少し大げさと言えるぐらいの用心をして丁度イイぐらいです!

 


 

実際に購入を考える場合・・・

予めその車両の不具合をお店の方に細かく聞き出しましょう。そして、その不具合は修理されて販売されるのか、その修理代金はお店持ちなのか、購入者が負担するのか

不具合の無い車両が一番良いですが、年式の古い車両になると、キーレスの不良、格納ミラーの故障、エアコンの不具合など、走行には問題ありませんが実際に乗るようになると、案外気になるものです。。。

車両の販売価格にもよりますが、市場価格相応ならば不具合の無料修理の交渉を・・・

無理ならば、販売金額の値引きの交渉をするのが良いでしょう

車両の保証の有無も確認しておくべきです。中古車の保証・・・最近では長期の保証を挙げているお店も多いですが、この保証には規約が多く、一般的にはエンジン関連の保証のみがほとんどです。

長期保証で安心ですが、保証の内容はよく確認して下さい。

購入時にはダメもとでも、とにかく購入者の有利となる交渉をしてみて損はありません。