音が良いCDは?
 

 
 

良いスピーカーや良いシステムで、自分の気に入った音が出るようになると自然と音の良い音源を探して聴きたくなります。
CDの音源の善し悪しが良く分かるようになるので、音源の悪いCDは聴かなくなってしまいます。

では、音源の良いCDって?
実際には聴いてみないと分からないので、ネットなどで下調べして購入するのが良いと思います。


一般に高音質CDと呼ばれている種類のCDは以下のようなものがあります。


☆スーパーオーディオCD(Super Audio CD, SACD)
というのがありますが、専用のプレーヤーが必要になります。

データー上では、かなりの高音質です。SACD/CDハイブリッドディスクの場合は、普通のCDプレーヤーで再生は可能ですが、音質は低下します


☆ハイ・クオリティCD(HQCD)は、特殊合金が反射膜素材として使用されています。


☆Blu-spec CDは、記録面には高分子ポリカーボネート樹脂を素材として使っています。
どちらも、普通のCDプレーヤーで再生可能です。


☆SHM-CD (Super High Material CD)は、通常のCDとは別種の液晶パネル用ポリカーボネート樹脂を使用することにより素材の透明性をアップしています

上記の高音質CDは、記録面が通常のCDとは異なります。データー上では、通常のCDよりも格段に上となります。実際に聴いても、普通のCDよりは高音質ですが、個人的な感想としては、高音ばかりが耳に触り、本当に音質が良くなっているのか分らない・・・細かい雑音を取り除いたせいなのか、楽器の余韻などまで一緒に消されてしまったようで、何だか物足りないような感じがします。


☆XRCDは、規格や使用されている記録面は一般のCDと同じです。もちろん普通のCDプレーヤーで再生可能です。根本的な問題を改善し、マスタリングからCD製造に至る制作工程を徹底管理した事により生まれたものです。

先ず、最高純度の音質を維持するために次のような事が行われます。
 1) 音源はアナログテープで、必ずオリジナル・マスターテープであること
 2) 位相ずれがある場合は正相にする
 3) 電源ライン間の干渉を無くすため、使用機材の電源には全て独立した電源を使用する
 4) ケーブル類は極性、方向性を合せる
 5) 不要電源は全て切断する
 6) ケーブル類は一本一本を徹底比較テストし、最高特性の導体を使用する
 7) 使用ケーブル(内部配線を含む)は長さが与える音質劣化のテストをし、
  適正な長さにする
 8) 生ディスクは素材、塗料材(24純金、純銅など)に至る広範囲に渡りテストを行い、
   その結果、アルミ盤が信号伝送を最も忠実にする事を確認。xrcdは全てアルミ盤を使用。


個人的な感想として、演奏の余韻や空気・雰囲気などの表現ではXRCDに勝るものは無いと思います。上記の高音質CDと比較してヴォーカルの声、ヴァイオリンの音などが一番分かり易いです。

ただXRCDは種類が少なく、かなり限られています。音源も古い物が多いので、中にはマスター時にすでに雑音が入っているものもありますが、それも味があって良いと思います。生演奏に限りなく近い音です。



  
 BEST AUDIOPHILE MALEVOICE[Compilation,  Special Edition]

こちらのCDでは、1曲目のピアノのある一定の周波数になった時、音量が大きいとビリビリと車内がビビる場合があります。
 
システムによっては、歪みが気になる場合があります。










BEST AUDIOPHILE VOICES VI [Compilation, Special Edition]










上記2枚のCDは、音合わせの際には必須のアルバムです。

ヴォーカル重視のCDなので、ヴォーカルが突出して聴こえますが、単にヴォーカルだけの音量が大きいだけではなく、曲の雰囲気を最大限に感じる事が出来ます。

BEST AUDIOPHILE VOICES VI の1曲目の途中からにヴァイオリンの演奏が入ります。ヴォーカルから感じる表現力と、なによりヴァイオリンから感じる繊細な音が息遣いのように感じます。CD-Rにコピーして聴くと、それら繊細な音が消えてしまったように感じます。

 


ROSA PASSOS  ホーザ・パッソス

高音質CDではありませんが、基の録音がとても良いCDです。

ヴォーカルとギターのみのボザノヴァ音楽です。ボサノヴァを聴いたことが無い方でも、このアルバムは抵抗無く聴けると思います。

何より、音質が良いので歌声に引き込まれます。。。

良いスピーカーで聴くと鳥肌が立ちます

 

 


 

 

 

 

 

 

 

June in the Fields  

スーパーオーディオCDですが、通常のCD層で聴いても十分な高音質です。DSDのダウンロードサイトでも、こちらのアルバムをダウンロード出来ますのでDSDに興味の有る方は、是非お試し下さい。

 


 

以下は高音質CDではなく普通のCDですが、当店で音合わせの際によく利用するアルバムをご紹介します。

 

オータム  ジョージ・ウィンストン

このCDは、ピアノの音が実際のピアノの音に近いです。

 


 

 

クリアホライズン ベスト・オブ・バーシア

2曲目を主に、高音域を確認するために試聴しています。

 


 

 

ソングス・アバウト・ガールズ   ウィル・アイ・アム

 

低音の鳴り方を確認するために1曲目のOVERを試聴しています。


 

 

Blue in Green - Tierney Sutton

レーベル会社は Telarc で、この Telarc のCDは、全体的に録音状態の良いCDが多いのが特徴です。ただ、クラシックが中心となっています。

上記のROSA PASSOS  ホーザ・パッソスも Telarc です。