SONY RSX-GS9
 

 
 
 
メーカーホームページは こちら
 
 
 
 
日本ではカーオーディオ事業から撤退しているSONYですが、海外ではカーオーディオ事業は健在しております。
そのSONYから、ハイレゾ音源やDSD音源が再生可能な1DINヘッドユニットが出ています。取説を見る限り、発売したのは2015年かと思われます。
 
USB-DAC 内蔵なので、例えばノートPCをRSX-GS9の「USB-DAC」と表示の端子(USB micro-B port) に接続するとRSX-GS9がDACになり、ノートPCに入っているDSDのファイルをダウンコバートせず再生可能となります。ただし、再生にはDSD音源対応のソフトが必要になります。
 

DSDでは、5.6 MHzまでのファイルが対応しています。

iPhoneのカメラアダプターを利用して、Micro-B Port に接続すると、iPhoneに入っているDSD音源のダイレクト再生も可能です。(DSD再生可能なアプリが必要となります。Mac製品はDoPとなります)

ただ、iPhoneを利用してのDSD音源の再生は(RSX-GS9の「USB-DAC」接続)iPhoneの負荷が大きいのか相性なのかは不明ですが、音声が途切ることが多く安定した試聴が出来ません。DSD音源の再生には、それなりのデバイスが必要です。

PC経由では、安定した再生が出来ました。使用したのは、MacBook Pro2016  再生ソフトはMedia Center というソフトです。

Micro-B Port 以外のUSBポートからもDSD音源の再生自体は可能ですが、USBメモリーに入れたDSDファイルは、ダウンコバートされての再生となります。

 

 

スペックは こちら

 

アンプレスとなりますので、外部アンプが必要となります。

RSX-GS9本体からの音声出力はRCAと光のみとなります。同軸入出力はありません。入力に関しては、主にUSBで様々なデバイスが接続可能です。ハイインプット入力がありますが、RCA入力はありません。CDの再生機能はありません。

説明書などは全て多言語ですが、残念ながら日本語はありません。

ファームウェアのアップデートが可能で、現在のVersionは13となります。このファームウェアは、アプリと関連しています。

詳細は こちら

 

 

RSX-GS9をメインにして、ナビも取り付けてTVやDVDも観たいという場合にはRSX-GS9のハイインプット入力(AUX2)を利用してナビのスピーカー出力と接続させます。ミニプラグ入力(AUX1)でも可能ですが、ユニットのフロントパネル部に接続させるので常時接続の場合は邪魔になってしまいます。

 

ハイインプット入力のRSX-GS9では「AUX-2」となります。USB接続などに比べて、かなり入出力のレベルが落ちるようなので、RSX-GS9の音量を上げることとなります。

普段はナビのTVを観る事が多い場合などは、「AUX-2」の音量に合わせてナビの音量とアンプのゲインを調整した方が良いかと思います。

 

iPhoneなどで使用可能な専用アプリがあり、USBメモリーなどに音源を入れている場合は、アプリから曲の選択が可能です。

以前はアプリの完成度がかなり低かったので、一時期はRSX-GS9とアプリの通信すら出来ない状態でまともにアプリを使うことすら出来ませんでした。正確には、通信できたり切断されたりの繰り返しでした。RSX-GS9とアプリの通信はBluetooth接続となります。

 

ここ最近は、アプリとRSX-GS9の通信も何とか出来るようになったので、少しは便利になったはずですが・・・実際にはアプリの使用頻度は、ほとんどありません 笑

iPhoneやアンドロイドからの操作や、アプリに曲を同期させれば色々と使い勝手はよさそうです。

使用した事はありませんが、タイムアライメントの機能もアプリで操作可能なようです。

 

 

近年の1DIN ヘッドユニットでは、デザイン共に一番良いかなと感じます。

CDの再生が不可なのは残念ですが、時代の流れ的には納得出来るユニットです。ただ、お値段がとにかく高いのと、日本での正規販売はありません。

不具合時の保証が無いので(初期不良の場合は、購入サイトでの対応は可能かと思われますが・・とにかく海外なので全てが不明です)完全自己責任での購入となります。かなりリスクは高いです・・・が、取り付け後の満足度は格別ですね(笑)

 

個人的に興味がありAmazon US で購入し、現在は当店のデモカーに搭載しています。(RSX-GS9とナビの組み合わせです)

 1年程使用し現在も継続中ですが、特に不具合も無く安定しています。音質については、音源による違いが分かりやすいです。それだけ、音源による違いをハッキリ表す事が出来ていると思います。音質の妙な色付けなどは無い感じです。

 

Amazon US では、$1,499− となっています。為替による変動もあるので正確ではありませんが、送料を含めた金額は、日本円で約19万円でした。忘れた頃に税金の返還があり、返還後の金額です。ちなみに2017年3月頃の値です

 

2018年ではAmazon JP でも販売されているようですが、少しお値段が高いような感じです。初期不良などの対応を事前に確認して、対応可能であれば日本のAmazonで購入するのが一番安心かもしれませんね。。。日本のAmazonで購入しても、海外からの発送です。

リスクは高いですが、為替次第では、Amazon US からの購入がお得になると思います。

 

安く手軽に購入したい場合はヤフオクが一番かもしれませんが、この場合でも結局メーカー保証などは無く、ヤフオクの場合は初期不良さえも未対応となっています。どちらにしてもリスクは高いです。

 

2018年5月現在、購入可能な通販サイトが増えてきたような感じです。メーカー1年保証で、不良時には購入店が対応してくれる・・といったショップもあるようです。

 

ハイレゾ音源をダウンロードされる場合は、良く確認して下さい。

こちら に面白い記事がありますのでご覧ください。