ドライブレコーダーの選び方
 

 
 
2021年5月現在、あおり運転やその他事故など、ドライブレコーダーで撮られた映像がニュースやYouTubeなどで沢山観る事が出来ます。
 
一般常識として、実際に起きた映像なのでドライブレコーダーで記録された映像は確かな証拠になると思いますし、否定しようのない事実として認識していると思います。
 
ただ、これが裁判となった場合にドライブレコーダーの映像が証拠として確実に採用されるかどうかについては、一般常識とはかけ離れています。
 
事故時の映像が有るに超したことはないのですが・・・
 
今回は、ドライブレコーダーの映像が裁判で証拠として採用されるかについての問題は置いといて(気になる場合は、ご自身でお調べ下さい。。。)
まずは、あまりにも種類が増えている現状で、何を選べば良いのかについてご案内したいと思います。
 
ちなみに、ドライブレコーダーの事故時の映像は、警察への事故状況の説明や保険会社への説明などには有効なので、裁判時の証拠としては微妙な立ち位置の映像となりますが、ドライブレコーダーの存在自体を否定してしまうのはよくありません。
 
ご自身を守る為、ドライブレコーダーは優良アイテムであるとお考え下さい。
 
 

 
 
現在は、前後タイプのドライブレコーダーが主流になっています。
 
様々なトラブルに対応出来るようにしたいのであれば、やはり前後タイプのドライブレコーダーが有効ですが、種類が多くて悩みますよね。。。
 
 
まず、録画の画素数について
ここ最近の録画時の画素数は200万画素が多くなっています。
あおり運転や、迷惑運転車の車のナンバーを映像で残しておきたい場合などは、200万画素のタイプが良いかと思います。
 
フロントカメラが200万画素でも、リアカメラの画素数が同じとは限りませんので、メーカーの仕様をシッカリと確認して下さい。
夜間の録画も鮮明に記録したい場合は、リアカメラの画素数も200万画素は欲しいところです。
 
 
 
カメラの画素数などが同じ200万画素でも、商品型番の違いでドライブレコーダー本体の価格に大きな差があります。
それは、カメラ自体の性能の違いもあるのですが、「運転支援機能」・「GPS」・「駐車監視機能」などの有無で価格も異なります。
 
最近の傾向では、上記機能の有無よりもカメラ性能による違いや、日本製・保証期間・補償制度など別の付加価値による違いが価格に反映されているタイプが多いです。
 
 
現在、360度カメラ+リアカメラのドライブレコーダーもあり、こちらは車内の状況も記録出来るので、あおり運転の果てにドライバーが降りてきて・・などの状況や、横からの事故なども全て記録可能です。
 
 

 
 
各機能の説明
 
 
運転支援機能とは、メーカーによって内容が異なりますが、車線の逸脱や、前の車が発進した事を知らせてくれたりします。正常に機能させるために事前にセンターラインの位置設定など、細かい調整が必要です。
最初は珍しいので設定して機能させるようにしたものの、様々な警告アラームがその都度鳴るので、結局解除してしまうオーナー様も少なくありません。。。
 
最近の上級機種には搭載が多いので、この機能が不要だからといって他の機種を選べば、今度は欲しい機能が付いていないといったことになる場合もあります。
 
 

 
 
GPS搭載モデルは、映像の位置情報や日時、走行速度が正確に残せることです。
事故時に、何キロ程度で走行していた・・事故発生の場所や時間など、ご自身で正確に覚えてない場合でもデーターとして記録されています。
 
 
最近のドライブレコーダーは対応済みの商品が多いですが、ドライブレコーダーのGPSやその他のノイズがナビの地デジに干渉して、TVにノイズが入ったり、ひどい場合ではTVが全く映らないといった事もあります。
干渉によりドライブレコーダーが正しく動作しない場合もあります。
ノイズ対策済みの商品を選べば、この問題は無いかと思います。
 
 

 
 
無線LAN搭載モデルでは、お手持ちのスマートフォンなどから、様々な操作が可能だったり、映像をスマートフォンから観覧出来たり使いこなせれば便利な機能です。
ただ、どこまで使いこなせる事が出来るのかはオーナーさん次第となりますし、必要性に関しては何とも言えません。
ただ、無線LAN搭載モデルでは、他のドライブレコーダーでは出来ない事が可能となるので、それに魅力を感じる場合は良いかと思います。
 
あまり需要がないのか、最近このモデルは少なくなっています。
 
 

 
 
駐車監視機能は、オプション商品の追加購入で機能が使えるもが多いです。
 
駐車監視機能を使用したい場合、別売りの専用ケーブルが必要となるメーカーもあったり、別体の電源BOXなどが必要となるメーカーもあったり、必要なオプションがドライブレコーダー本体と変わらない価格の物もあったりします。
 
駐車監視といっても、設定によっても変わりますがエンジン停止後30分までや、衝撃があった時のみ記録を行うものなど様々です。
多くは事前に設定可能です。
 
駐車後30分以内でも、バッテリーの電圧が一定以下となった時には、駐車監視モードは強制解除されます。
そのまま監視状態を続けるとバッテリーの電圧が下がり、バッテリー上がりとなるのを防ぐ為、必要な機能です。
 
この駐車監視については、どの程度役に立つのか実際に何かあった時でないと判断出来ないのですが、走行中の映像さえきちんと撮れれば良いとお考えの場合は、この機能を重視する必要は無いかと思います。
 
 

 
 
 付属のケーブルについて、ドライブレコーダーの取り付けにあたり、シガーライターから簡単に電源を取りたい場合と、シガーライターソケットを使わず、車輌の電源配線を利用したい場合で必要な電源ケーブルが変わってきます。
 
 
例えば、コムテックのドライブレコーダーは、シガーライターから電源が取れるシガーソケットタイプのケーブルが付属しています。
なので、シガーソケットを使いたくない場合は別途「直接電源コード」というのが必要になります。
コムテックの場合では、全ての機種でシガーソケットタイプの電源ケーブルの付属となります。
 
 
ユピテルのドライブレコーダーの場合は、「量販店取り扱いモデル」と「指定店取り扱いモデル」の商品では、直接電源コードが付属されているタイプが多く、「Web限定モデル」ではシガーソケット電源タイプの付属が多いです。
 
ただし、機種によって電源ケーブルのタイプが異なるので購入時には必ず確認が必要です。
 
予め接続方法に合ったケーブルが付属しているタイプを購入する事で、余計なオプション品の購入をする事なく取り付け出来ますので、このあたりはユピテルの方が良心的だと思います。
 
 

 
 
カメラの性能について、100万画素と200万画素では当然ながら200万画素の方がキレイな映像が撮れるのですが、同じ200万画素のカメラの場合はどうでしょうか?
 
メーカーごとに、それぞれ商品説明では「夜間も明るく録画」や「夜間も鮮明に記録」など、商品購入意欲をそそられるセールスポイントが沢山あります。
 
結局どちらが良いのか分かりません(笑)
 
 
 
コムテックとユピテルのドライブレコーダーで比較してみると(仕様表の一部を抜き取っています)
 
 
 フロントカメラDZR-025SN-TW9900d
画像素子200万画素  200万画素
レンズ画角水平140°水平138°
 垂直72°垂直78°
 対角172°対角162°
F値1.82.2
 
 
画素数200万画素以外の数値に、若干の違いはあるものの、大きな違いではありません。
 
レンズ画角についての説明ですが
・水平とは、撮影可能な左右の幅
・直角とは、撮影可能な上下の幅
・対角とは、水平と直角で出た撮影範囲の対角幅となります。
 
上記全てで、数字が大きいほどより広範囲の撮影が可能です。
 
表ではDZR-025の方が、より広範囲の撮影が可能となります。
 
走行時の事を考えると、上下の幅よりも左右の幅をより広く撮影出来る方が交差点などの事故時には有利かと思います。
数字的には、2°から10°の差となりますが、数値が度数なので実際の映像可能な幅を比べると結構差が出ると思います。
 
DZR-025では映っている看板や建物、人などがSN-TW9600dでは映っていないという可能性は大いにあると思います。
ただ、映像範囲は広い方が良いですが、上記の表の差程度であれば、実際の使用では特に問題になる事もないと思いますが・・このあたりは商品選びの参考にして下さい。
 
 
続いて「F値」は、カメラレンズの明るさの値です。
こちらは、数値が低い方がより明るいレンズとなるので、カメラレンズの性能としては単純に低い方が性能が良いという事になります。
 
記録した映像は、画像編集ソフトなどで全体の明るさを調整したり、ドライブレコーダーのその他性能で補う事も可能です。
ただ、少しでも明るいレンズで撮った方が、元の映像が明るく撮れる事になります。
 
 

 
 
下の表は、その他の機能を一部抜粋したものです。
 
 
 DZR-025SN-TW9900d
GPS有り有り
カメラWDRフロント無し
カメラHDRリアフロント・リア
STARVISリアカメラのみ    フロント・リア
LED信号対応有り有り
ノイズ対策有り有り
駐車監視オプション
オプション
別売りのマルチバッテリー
で12時間の監視が可能
安全運転支援有り有り
電源コードタイプシガーソケット直接電源
保証期間1年3年
事故時補償制度無し有り
ロードサービス不明
有り
1年間のみ無料
タイムズロードサービス
製造日本製不明
 
 
 
カメラの機能での説明ですが、WDRとはワイドダイナミックレンジといい、HDRのハイダイナミックレンジよりも、逆光時の明暗差の激しい場所で、より鮮明に映し出す事が可能となります。
 
STARVISとは、SONYが開発元で夜間の撮影がよりキレイに記録出来るようです。
 
上の表では、白飛びなどにより強いのはフロントカメラにWDRを採用しているZDR-025となります。トンネルの出入りの際の撮影などは、ZDR-025の方が優秀かと思います。
 
 
フロントカメラにもSTARVISを採用しているSN-TW9900dは、夜間の撮影がよりキレイに記録出来るのでですが、日中のトンネルなどでの白飛びに強いかどうかは、機能としては種類が違うので判断が難しいです。
WDRよりは劣るが、HDRは採用しているのである程度の白飛びは回避されるかと思います。(現在ではHDR非搭載のモデルを探す方が難しいかと思います)
 
その他の機能については、ほぼ同じ内容となります。
 
それでは、上記を踏まえてどちらの機種を選ぶかについては、何を重視するかによって変わってきます。
 
 
  • より広範囲を記録したいのであればZDR-025
 
  • より白飛びに強い機種を選びたいのであればZDR-025
 
  • 駐車監視機能をより本格的に行いたいのであれば、別売りの専用マルチバッテリーを仕様した監視が可能なSN-TW9900d。 シガープラグ電源ではなく、直接電源で接続したいが余計なオプションの購入が必要無いのはSN-TW9900d
 
  • 事故時補償を重視するならSN-TW9900d(事故時のドライブレコーダー買い換えに保証金が出るシステムでユピテルの一部の機種では、一律4万円の補償金が支払われます。詳細は こちら
 
  • 商品の保証期間を重視するならSN-TW9900d
 
 
  • 日本製を重視するならZDR-025
 
 
ZDR-025は性能に関して魅力的
SN-TW9900dは、補償関連、保証期間などのサポート関連が魅力的
 
 
今回は、コムテックとユピテルの同等レベルの機種で比較しましたが、メーカーや機種が変われば重視するポイントも変わってくるので、まずはオーナー様が重視したいポイント又は魅力に感じたポイントが何だったのかを把握する必要があります。
 
 
貴方なら、どちらを選ぶでしょうか?
 
 
 
ここまで散々説明しておいて何ですが、やはり最終的には価格が一番重要なポイントになってくるかと思います。
いくら魅力的なドライブレコーダーを見つけても、手の届かない価格であれば多くの方は他の機種に検討し直すことでしょう。。。
 
ただ、このご時世、ドライブレコーダーは付けているに超したことはありません。政府や自治体などで、個人向けの助成金制度を作ってより多くの方が購入出来るようになれば良いと思います。
 
 
 
 

 
 
上記の表にある事故時補償について
 
一般社団法人ドライブレコーダー協議会が運営している補償制度で、2020年12月時点では
 
・セルスター
・ユピテル
・ヒューレット・パッカード
・トヨタモビリティーパーツ
・JVCケンウッド
・大橋産業
・ワーテックス
 
以上の7社が登録していて、その中でも指定の機種に限られますが制度の概要は以下の通りです。
 

「本制度は、対象となるドライブレコーダーをご購入し、所定の方法にて事前登録を行った方を対象として、当該ドライブレコーダーを設置した車両で1年以内にレッカー搬送を伴う交通事故にあわれた場合に、ドライブレコーダーの再購入費用及び諸経費を補てんする目的で、当協議会より一律4万円の補償金が支払われる制度です。費用はメーカーが負担するため、ご購入いただいた方には一切費用は必要ございません。本制度は事前登録制となっております。」

ドライブレコーダー協議会のホームページより抜粋)

購入後の事前登録が必要で、登録後1年以内という期間限定ですが、補償内容に当てはまれば一律4万円の補償金が出るので、購入したドライブレコーダーの機種が当てはまる場合は登録しておく事をオススメします。

この補償制度は、事故でドライブレコーダーが壊れた場合にのみ補償される・・と思っている方も多いようですが、内容をよく確認すると、ドライブレコーダーが破損した場合のみとの記載はありません。

ドライブレコーダー購入費用やその他諸経費、撤去・再設置費用など結構幅広い項目に対応しています。

 

 

コムテックは残念ながら上記の補償制度には加入していないので、この補償を受けることが出来ません。ただ、一部の高額機種に限られますが独自で2万円補償のサービスを行っているようです。

こちらも1年間の期間限定です。コムテック独自の補償制度に関しての詳細は こちら をご覧下さい。