Spoon リジットカラー
リジッドカラーのメカニズムは?なぜ効くのか?
サブフレームの締結部は、ちょうどリムとハブボルトをイメージしていただくとよいかもしれません。
ハブボルトに対してアルミホイールの穴径は大きく、ホイールナットの底部にあるテーパーでボルト穴の中心が出ます。ナットを全部均等に締めることで初めてハブ面に締結強度と芯が出ます。
つまりリジッドカラーの役割とは、サブフレームとボディの締結ボルトの隙間を埋め、ガタをなくすことで、確実に芯のある締結が可能になり、クルマ全体のセンターが出ることなのです。
また、特殊なテーパー部は、締め込む過程で外から押され、カラー内径が狭くなり、カラーとボルト外周部が最終的に面で密着固定します。このメカニズムで、ボディ、サブフレーム、ボルトの3者が強く締結されるよう、カラーは車種ごとに設計、デザインされています。
リジッドカラーを装着することで、クルマは本来のスタビリティを確保し、ゆるぎない直進性をもった走りが実現します。
路面のギャップは先ずサスがソフトにいなす。ソリッドになるけど、固くはならない。強固に締結するけれど、ボディへのダメージは少ない。サスは初期揺動性が上がる事で車内の静粛性は向上する。
つまり、設計当初のクルマ本来がもつ剛性を得ることにより、上質でシュアな走行感と、高い操縦安定性が得られるのです。
さて、上の画像では、どこにリジットカラーが装着されているか、お分かりでしょうか?
なかなか、普通には分かりにくい場所に取り付けますので、装着後も容易に確認する事は出来ません。。。
取り付け後は、アライメントの調整をオススメ致します。